落ちこぼれレアをドラフトで使う方法を考える

2012年10月22日 TCG全般コメント (3)

5順以上は大体残るレア。
このパックを最初に開けた人の悲しみが伝わってくるようで
毎度のごとく悲しくなってくる。
そこで、今まで5順以上はゴロゴロ転がってきた経験のあるレアを
上手く使えないか色々と考えてみることにする。

使ってみたい度（あくまでリミテ評価）
★☆☆☆☆：なぜうんだ。
★★☆☆☆：アーキが合えば試してみたい
★★★☆☆：もうちょっと使われてもいいと思う。
★★★★～：このリストにそんなものは存在しない

トップバッターは白。1枚。

Rest in Peace / 安らかなる眠り (１)(白)
エンチャント

安らかなる眠りが戦場に出たとき、すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。
いずれかのカードかトークンが、いずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにそれを追放する。

★☆☆☆☆
おおっといきなり擁護不能。
この環境で墓地利用と言えば活用と、回収カードが2枚、ジャラド。終わり。
そいつら見てサイドインするかって言う話だが、大抵は2マナ払ってお終い。
拾う意味は負けたときのささやかなtix補填くらいだろう。

次、青。2枚。

Search the City / 市内捜査 (４)(青)
エンチャント

市内捜査が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から５枚のカードを追放する。
あなたがその追放したカードのうちの１枚と同じ名前のカードをプレイするたび、あなたはこれにより追放されているその名前のカード１枚をオーナーの手札に加えてもよい。その後、市内捜査によって追放されているカードがない場合、これを生け贄に捧げる。そうした場合、このターンの後に追加の１ターンを得る。

★☆☆☆☆
ライブラリ圧縮ができるよやったね！と書いてある。
5マナもかかる上にフィニッシャーが取り除かれたら2度と取り返せないけどな！
これもどう考えても使い物にならない類だろう。次。

Conjured Currency / 妖術による金 (５)(青)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたがオーナーでもコントローラーでもないパーマネント１つを対象とする。あなたはそれと妖術による金のコントロールを交換してもよい。

★★☆☆☆
これは一度使ってみたいカード。
特徴としては、あくまで対戦相手がオーナーのカードしかコントロールを得られないので
（時間はかかるが）場をひっくり返す可能性があるということ。
バウンスとの相性は良い。
効果としては面白いが、始動が6マナで出した次のターンからというのが最大のネックで
組むなら事実上アゾリウスかイゼットのコントロールのスパイスとして。

次は赤。1枚。

Guild Feud / ギルドの抗争 (５)(赤)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、対戦相手１人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から３枚のカードを公開する。そのプレイヤーはそれらのカードの中からクリーチャー・カードを１枚戦場に出してもよい。その後、残りを自分の墓地に置く。あなたは、あなたのライブラリーの一番上から３枚のカードについても同様にする。これにより２体のクリーチャーが戦場に出た場合、それらのクリーチャーは互いに格闘を行う。

★★★☆☆
書いてあることは割と強い。場に出すのは相手からなので、有利な
選択肢を選ぶことができ、一方的にアドバンテージも取れる。
ぶっちゃけ重すぎるのだけが欠点みたいなものなので、斧折りの守護者等が
キッチリとれたゴルガリの赤タッチカードとしてなら結構使えるんじゃないかと思う。
一度試してみたい。

次は緑。2枚。

Death’s Presence / 死の存在 (５)(緑)
エンチャント

あなたがコントロールするクリーチャー１体が死亡するたび、あなたがコントロールするクリーチャー１体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターをＸ個置く。Ｘはその死亡したクリーチャーのパワーである。

★★☆☆☆
これも書いてあることは割と強い。カウンターということでゴルガリっぽく見えるが
どちらかというと数を並べてなんとかするセレズニア向きのカード。
全滅させないように気を遣いながらトークンを増やしていき、
最終的に飛行に乗せて圧殺できればベスト。
集団的祝福の劣化に近い使用法だが、まあ仕方ないだろう。

次は緑の親和レア

Worldspine Wurm / 世界棘のワーム (８)(緑)(緑)(緑)
クリーチャー — ワーム(Wurm)

トランプル
世界棘のワームが死亡したとき、トランプルを持つ緑の5/5のワーム(Wurm)・クリーチャー・トークンを３体戦場に出す。
世界棘のワームがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、これをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
15/15

★★☆☆☆
親和レアｗｗｗｗｗｗｗｗｗ11マナｗｗｗｗｗｗｗｗ出ねえよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
　　　　_, ._
　　（　・ω・）
　　○=｛=｝〇,
　　|:::::::::＼, ’, ´
､､､､し､､､((（.＠）ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ←世界棘

真面目に使うなら斧折り等の壁を採用したデッキ。
白除去類が苦手だが、それ以外には押しなべて強い。
緑がゆるい流れなら狙ってみてほしい（他力本願）

白青対象なし。優秀だ。

青赤。3枚も居やがる。これだからイゼットは困る

Counterflux / 対抗変転 (青)(青)(赤)
インスタント

対抗変転は呪文や能力によっては打ち消されない。
あなたがコントロールしていない呪文１つを対象とし、それを打ち消す。
超過(１)(青)(青)(赤)（あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうした場合、あなたがコントロールしてない各呪文をそれぞれ打ち消す。）

★☆☆☆☆
色拘束が強くなった取り消し。無え。無えよ。擁護不能。次。

Epic Experiment / 世紀の実験 (Ｘ)(青)(赤)
ソーサリー

あなたのライブラリーの一番上からＸ枚のカードを追放する。あなたは、その中から点数で見たマナ・コストがＸ以下である各インスタント・カードと各ソーサリー・カードを、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。その後、これにより追放され唱えられなかったすべてのカードをあなたの墓地に置く。

★☆☆☆☆
これを打つと何が起こるか？
普通に組んでも大体Xの1/3は土地。Xの1/3はクリーチャー。
好意的に見て残りの1/3が対象だろう。オーラがあるともっと減る。
つまり8マナかけると、スペルが2回無料で手に入るというわけだ。
因みに超過もしないし、カウンターがめくれることもある。
状況を選ばない火力はドラフトでは常に高価でかき集めることは困難だ。
・・・というわけでやっぱりどう見てもゴミなんだけど、生きる道を
見出すとすれば、色が滅茶苦茶だがセレズニアあたりの
重量スペルあたりとは相性がいいのかもしれない。
幸いこの色はルーターカードもそれなりにあるし、
手札に来ても投げ捨ててしまえばいい。
もっとも捨てることになるのはこのカードかもしれないが。

Firemind’s Foresight / 火想者の予見 (５)(青)(赤)
インスタント

あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストが３であるインスタント・カードを１枚探し、それを公開し、あなたの手札に加える。その後、点数で見たマナ・コストが２であるインスタント・カードと、１であるインスタント・カードについてもこの過程を繰り返す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。

★★☆☆☆
こいつは前者二つと比べると幾分かマシで、サイクロン、ミジウムなどの爆弾
レアがあってコントロール気味のピックを目指すなら取ってもいいかもしれない。
因みに3マナ域も7マナまで伸びる状況ならそこそこ便利なカードが多く、
スフィンクスの啓示も取れていればなおグッドだ。出ないけどさ。

赤黒。2枚。イゼットより数は少ないが・・・

Slaughter Games / 殺戮遊戯 (２)(黒)(赤)
ソーサリー

殺戮遊戯は呪文や能力によっては打ち消されない。
対戦相手１人を対象とし、土地でないカード名を１つ指定する。そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、その名前のカードを望む枚数探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

★★☆☆☆
こいつは通常のドラフトでは不人気だが、対処の困難な爆弾を
見かけた後のサイドには使えると思う。
通常はアドバンテージを失うが、握っていた時に決まると爽快だし
手札を見る効果も馬鹿に出来ず、ライブラリチェックまでできる。
他の手札を見るカードがもっと高性能だったらメインから楽しく遊べたかもしれないけど、
あれじゃあねぇ・・・ギタクシアのアレほどじゃなくて覗き見とかでもいいんだけどな。

Havoc Festival / 騒乱の大祭 (４)(黒)(赤)
エンチャント

プレイヤーはライフを得られない。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。

★★☆☆☆
凄まじく豪快なカード。あまりにもパックから湧いて出てくる、
この記事の切欠になったカードでもある。
ライフを失うのは相手から。
真面目に計算したことはなかったけど、返しのパンチでライフが1にならなかったら
相手のライフが半減した状態で攻撃が可能。
出した時に相手が20ライフでも次の次のターンにはライフ5である。
5点火力とセットでどうでしょう？

黒緑
白緑　該当なし。ギルドの人気は薄いけどな。

混成一枚のみ

Cryptborn Horror / 墓所生まれの恐怖 (１)(黒/赤)(黒/赤)
クリーチャー — ホラー(Horror)

トランプル
墓所生まれの恐怖は、+1/+1カウンターがＸ個置かれた状態で戦場に出る。Ｘは、あなたの対戦相手がこのターンに失ったライフの合計である。
0/0

★★☆☆☆
お、おう・・・
まあ、軽いのでラクドスの一押しには。鎖歩きパンチ後の3/3でも悪くはないし。

Pithing Needle / 真髄の針 (１)
アーティファクト

真髄の針が戦場に出るに際し、カード名を１つ指定する。
選ばれた名前の発生源の起動型能力は、それらがマナ能力でない限り起動できない。

★★☆☆☆
どーしても除去取れなかった場合のギルドメイジ対策くらいにはなる。
他にロクなカードがなければ、一枚握っておいても良いんじゃないだろうか。
活用はカード一枚使ってまで封じるものじゃないと思うので、
後はPWとか、気紛れな薬術師にも効く。

※この記事を参考にデッキを組んでも質を保証はできるものではありません※